小倉 まずは、院長のこれまでの歩みからお伺いしていきたいと思います。ご出身はどちらですか。
小泉 静岡です。京都にある明治鍼灸大学という4年制大学への入学を機に、関西へやってきました。当時、鍼灸の学校で4年制というのはまだそこしかなく、大変珍しかったのですよ。3年生の時に国家資格を取得し、4年生ではインターンを経験しました。
小倉 この世界を目指されたきっかけはそもそも何だったのでしょう。
小泉 実は特になかったのですよ(笑)。医学部に進みたいという思いがあったぐらいで、東洋医学でこういう学校があると知って受験。すると合格したものですからそのまま何となくこの道へ入ったと言いますか〈笑)。しかし、勉強を始めてからは、この世界にどんどん引き込まれていきましたね。
小倉 卒業後はどちらかで修業をされたのでしょうか。
小泉 東京にある、この道の第一人者と言われる先生のもとで修業しました。著名人も訪れるようなところでしたから、当時若かった私はそんな場所で修菜できることに浮かれてしまって‥。しかし実際に入ってみると、兄弟子の賄いも作るような厳しい世界。免許も取得しているのに、なぜこんなことまでしなければならないのか、と葛藤する日々が続きました。それと同時に、「地域医療」という点でこの仕事を考えた時に、診察料が1
回6千円近くかかるのは高い。東京の中心地だったからこそ患者さんも払えるのかもしれませんが、地元静岡に戻った時に、その診察料では大変難しいものがあります。1回の治療で良くなる人もいますが、実際お年寄りの慢性的な疾患等は、1回の治療で良くなるものではありません。それで、何とか保険のきく治療院を造らなければと考えたのです。
小倉 それならば、院長が考えてこられた地域医療という考えにも即した治療になりますね。
小泉 ええ。それで整骨院ならば保険が適用されることを知り、柔道整復師の資格を取得しようと、関西に戻り大阪の学校でさらに3年間勉強したのです。長い道のりでしたが、この資格のお陰で自分の思う治療ができていますから、勉強した甲斐がありました。
小倉 こららを開院されたのはいつ頃ですか。
小泉 1カ月ほど前ですが、もう長くやっているような気がします。と言うのも、オープンして1カ月とは思えないほどの患者さんが来て下さるんですよ。スタッフは4名いますが、まだまだ増やさなければならない状況です。
小倉 順調な滑りだしですね。 院長が治療の上で大切にされていることは何でしょう。
小泉 「質の高い治療」と「徹底したサービス」で、付加価値の高い治療を提供したいと考えています。
小倉 具体的にはどういった取り組みをされているのですか。
小泉 待合室では、おしぼりを出したり、買い物帰りの方にも立ち寄って頂けるよう、買い物袋が入れられる冷蔵庫を設置しています。また、治療に対する患者さんの理解を深めようと、修業させて頂いた先生のビデオを流して、私が今まで勉強してきたことを患者さんに見て頂いているんですよ。
小倉 ほう、それなら初めて来られた患者さんも治療に対する不安がなくなりますね。お話は尽きませんが、最後に今後の夢をお聞かせください。
小泉 まずはこの整骨院をしっかりと軌道に乗せ、もっと地域医療に貢献していきたいというのが夢ですね。また、今後の展開としては、多店舗展開を図っていきたいと考えています。その為に院のロゴも作ったのですよ。友人も同じロゴを使用していまして、グループ化しようと考えているのです。このマークのある整骨院であれば、どこに行っても質が高く、安心できる治療が受けられるようにしたいと思いまして。暖簾分けというわけではありませんが、いずれ、当院から出たスタッフが開業したときにも、このロゴを使ってもらって、グループが広がればいいですね。
小倉 夢の実現に向けて、これからも頑張って下さいね。本日はお忙しい中、ありがとうございました。
|